ボクの半月板(外側)は、先天的に普通の人より大きかったようです。
そのことが前十字靭帯断裂に繋がったかは解りませんが、
何かしら影響はあったようです。
前十字靭帯の再建手術は全身麻酔での手術。
今まで手術なんかした事なかったのに、いきなり全身麻酔って
緊張しまくりですよ
でもいざ手術が始まって、気がつくと終わってた
て感じ。
あっけなかったような記憶があります。
でもその後のリハビリが過酷だった・・・でもないんですが
。
普通はリハビリセンターで毎日トレーナーが付きっ切りでやるような
んですが・・・。
ボクはリハビリセンターへは、行かなくても良いと先生からの言葉。
「
」
実はボクは我流でリハビリしたんです
ある意味凄いでしょ?
手術をしてくれた先生がすごく仲が良い先生だったんです
「お前は自分でリハビリできるやろ?」
「14日後に膝が90度曲がるまでやってみ?」
「ま~普通は絶対無理やけどな
」
「普通はな・・・
」
その言葉がボクの心に火をつけたんです
」
やったろうやんけ! 上等じゃ! 我流で絶対やったる!
って事で毎日、先生に教えてもらった筋トレ(足・上半身)を
やり続けました。
毎日、毎日
。
「一日5セットがノルマやで
」
って先生に言われてたんで、9~10セットはやりました。
先生には内緒でね。
そして約束の14日目。
曲がったんです! 膝が90度に!
前十字の手術をした人はわかりますよね!
膝を90度に曲げるのに、どれだけ苦労するか
そして先生から「このペースやったら、6ヶ月~7ヶ月でいけそうやな!」
その言葉を聞いたら、そら上がりますよ
ペースもテンションも
そこからは毎日自分との戦い
。
復帰するためには全ての筋肉を、色んな動きに対応できる
体にしよう!
そうする事で怪我をしない体を作ろうと思った。
それと同時に怪我をした事で、精神的にも成長しなければと感じた。
普段中心となって試合に出てたので、出たくても試合に出れない
選手の気持ちを、わかっているようでわかっていなかったんだな・・・。
って実感した。
メンバーに入れない選手は、ベンチにも入れないんです。
ベンチに入れなかったら、スタンドから頑張れ!って祈るしかできない。
そして同じように、スタンドから試合を見ていた時に感じた、
試合に出れなくて、悔しいのに出ている選手がやる気のないプレーや
試合を投げているような態度をすれば、どんなに出れない選手は傷つく
だろう・・・。
もちろん自分が頑張って試合に出れるようになればいいんですが・・・
社会人、アマチュアでやっている以上は、
ありますよね・・・絶対。
怪我、仕事、家庭の事情など色んな事情があって出れない時。
こんな気持ちにさせてはいけない!と・・・。
綺麗ごとではなくて、ホンマに怪我をした事でプラスなった事も
いっぱいある。
だから復帰しようと思ったし、まだまだフットサルを続けようと思った。
フットサルが好きやから・・・。
プレーできないことで、自分を客観的に見つめ直せたし、
少しは柔軟になれたような気がする。
前十字靭帯だけではなく、怪我に苦しむ多くの人にこれだけは言いたい。
「諦めたらその時点で終わり、怪我をした事を後悔するより、前に
進む方法を考え、怪我をする前よりもっと強い自分になるためには、
どうすればいいのか?を考える。 そうすれば復帰までの時間も有効な時
間になるはず・・・。」
そうは言ってもなかなか行動に移すのは・・・。
なのですが、そこを動かせる自分があれば、すでに成長している証拠。
長い時間が掛かれば、掛かる程強くなれると信じがんばってください
ちなみにボクは前十字靭帯を左右断裂しています。
でもボクは絶対怪我には負けない。
みんなを引っ張らなければいけないという、強い意志があるから。